主な用途
- シームレス鋼管ラインでの束切断: 束ねた複数の鋼管を1パスで同時切断し、炭素鋼・合金鋼・ステンレス鋼のシームレス鋼管の先端切り落とし、後端切り落とし、定尺切断を1工程で行います。
- 構造用形鋼の切断: 鋼材加工施設のコールドソーで、同じ刃物を構造用形鋼(アングル、チャンネル、フラットバー)の束切断にも使用できます。
- 一貫した切断品質、予測可能な寿命、計画外ダウンタイムの最小化が求められる高出力生産環境。
主な性能上の特長
- 専用超硬グレード: シームレス鋼管の冷間切断用に配合し、束切断の繰り返し断続切削でも切れ味を維持します。標準超硬が鋼材で起こしやすい付着や構成刃先にも耐えます。
- 専用歯形: 滑らかな切りくず生成と効率的な排出を促し、発熱を抑え、シームレス鋼管で清浄な切断面を維持します。
- 切断温度を低く制御し、熱サイクルによる台金の変形やチップ剥離を防ぎ、寿命を直接延ばします。
- 複数鋼管を1パスで束切断することで単管切断よりスループットを大幅に高め、束内各管への断続的な切込み・抜けに対応する歯形を採用しています。
このコールドソーで解決できる課題
- 汎用コールドソーで複数管束の断続切削に対応できず、シームレス鋼管束の切断で生じる超硬チップの急速摩耗・破損。
- 過大な発熱による台金変形、チップ付着(構成刃先)、歯面への切りくず溶着。いずれも寿命を縮め切断品質を低下させます。
- バリ、変形、材料の引きずりによる管端品質不良と、ライン効率を低下させる二次仕上げ工程。
- 高出力のシームレス鋼管ラインで、短く予測できない寿命によって生じる計画外停止と交換ダウンタイム。
使用上の注意
- シームレス鋼管生産ラインの束切断用コールドソー(束切断機)で使用します。フライングカット用途には適しません。
- クーラント供給は必須です。切削部へ十分な浸漬式クーラントを向け、切りくず排出を支えてください。
- 注文前に、外径、穴径、切断幅、ピンホールパターンを機械仕様と照合してください。寸法は束切断機の形式によって大きく異なります。
- 仕様は鋼管材質、肉厚、束径、機械形式に合わせて特注できます。用途要件をご連絡ください。



